2025.2.8-2.11
@SHIBUYA PARCO / MIYASHITA PARK
BRING YOUR OWN DATA & DISPLAY 
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BYOD²とは

アーティストと来場者がデータとディスプレイを持ち寄り、予測不可能な展示空間をつくり出す展覧会です。来場者は自身の作品やディスプレイを自由に持ち込むことができ、その結果として展示空間は会期を通じて絶えず変化していきます。 時間の経過とともに、作品の見え方や体験は異なる表情を見せていきます。来場者の持ち込みによって既存の展示空間に新たなレイヤーが重ねられていくこのプロセスは、単なる展示スペースの拡張にとどまりません。それは、作品とデータの関係性について、私たちに新たな視点をもたらす機会となるはずです。 皆さまの作品とご参加をお待ちしております。

作品を投稿する

宮下パーク北駐車場で展示される作品を投稿できます。

募集期間
2025.1.14 - 1.31 23:59 JST
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emilio.jp - Finder Files
2009年から2015年にかけてemilio.jpによって制作された「Macintosh lab(http://emilio.jp/macintoshlab/)」は、Mac OSのデスクトップを「表現の素材」として再解釈した作品です。デスクトップは、私たちの日常生活や仕事に欠かせない馴染み深いデジタル空間であると同時に、データが生まれ、変容し、消えていく「生成の場」としての側面も持っています。インターフェイスは、そのようなデータを操作する上で視覚的な手がかりを与えてくれる、重要な役割を果たしています。emilio.jpの作品「Macintosh lab」では、通常はシームレスで透明であるべきインターフェイスが、その役割を超えて、美を構成する素材として可視化されます。彼は、OSに備わった固有の機能やエフェクトを意図的に変化させ、通常の動作から逸脱させることを試みます。それはまた、Macintoshという特定のデジタル環境の中にある、構造や機能から新しい美学を作りだそうとする試みでもあります。本展ではその「Macintosh lab」をリメイクし、大型LEDディスプレイを用いて展示します。プログラムによる自動操作によって、デジタル環境から生まれる美的な瞬間を捉えるこの作品は、一種のパフォーマンス作品と言えるでしょう。デスクトップという空間の在り方を新たに提示するこの展示を通じて、私たちが無意識に受け入れているテクノロジーの中立性や合理性にある隙間を見つけ出し、そこから新たな視点を提示します。

EMILIO.JP PROFILE

emilio.jpは、抽象的でプロセス主導の創作を通して、コンピュータグラフィックスのユニークな動作と美学を探求するデジタルアーティスト。彼の活動は、現代のデジタル環境のツールやインターフェイスを芸術的表現のための媒体へと変容させる。 彼の最も顕著なプロジェクトのひとつである「Macintosh Lab」(2009-2015)は、コンピュータのデスクトップを創造的な作品空間として、また芸術の対象として捉え直したものである。emilio.jpは、Macintoshオペレーティングシステムと当時の関連ソフトウェアに内蔵されていた機能、ツール、ショートカットのみを使用し、ミニマリズム、幾何学的抽象化、コンセプチュアルアートの境界線を曖昧にする一連の作品を制作した。このシリーズの作品は、スクリーンレコーディングとスクリーンショットによって撮影され、アートフォームとしてのデジタルワークスペースの生々しく、フィルターにかけられない性質を反映している。 http://emilio.jp